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日報の書き方|事務・営業・製造の例文と、AIで下書きを作る手順

仕事が終わってから、「今日は何をしたか」を思い出して日報を書く。ようやく提出しても、上司から進み具合を聞き直される。日報を毎日続けるなら、書く負担と読む負担を一緒に減らしたいところです。

日報の書き方で先に決めたいのは、何をしたか、どこで止まっているか、次に何をするかです。短いメモをこの順に整理すれば、長い文章にしなくても仕事の状況は伝わります。AIを使う場合も、まず事実を残し、それを会社の書式に整えるところから始めます。

この記事では、日報のテンプレート、事務・営業・製造の例文、AIに渡すメモと指示文、提出前の確認方法を紹介します。すでに会社の書式がある場合は、必要な項目を残して読み替えてください。

日報の書き方は「作業名」より「どこまで進んだか」から

「請求書を処理しました」だけでは、全部終わったのか、確認待ちがあるのか分かりません。「請求書12件のうち10件を確認。2件は金額の照合待ち」と書くと、残っている仕事が伝わります。

日報の基本を、次の4項目に分けてみてください。氏名・所属・日付などは、自社の書式に合わせて付けます。

項目書くこと書き方の例
行った仕事・進み具合作業と結果。完了・途中・確認待ちを分ける請求書12件のうち10件を確認。2件は照合待ち
止まっていること・確認事項分かっている事実と、まだ分からないこと2件は発注書と請求額が異なる。理由は未確認
次の行動次回の出勤日に何をするか仕入先へ差額の理由を確認する
上司への相談判断してほしい内容。必要なら期限も回答が間に合わない場合、支払い処理を保留するか判断してほしい

この記事の業務・会社・数量は、すべて説明用の架空の例です。実在する会社の導入実績や、時間短縮を測定した結果ではありません。

コピーして使える日報テンプレート

まずは下のひな形を使ってみてください。「上司への相談」は、相談がある日に書く欄です。所感や学びが必須の会社では、別の欄を足し、事実と分けて書きます。

【日付・所属・氏名】
〔自社の書式に合わせて記入〕

【行った仕事・進み具合】
・何をしたか:
・どこまで進んだか:

【止まっていること・確認事項】
・分かっていること:
・未確認のこと:

【次の行動】
・次回の出勤日にすること:

【上司への相談】
・判断してほしいこと:
・回答が必要な時期:

日報テンプレートをテキストで保存する

「所感を毎日たくさん書く」ことが負担なら、まず欄の目的を確認します。昨日と同じ作業の日でも、進み具合や確認待ちが変わっていれば、十分に報告する内容があります。

事務・営業・製造の日報の例文

仕事内容が違っても、完了したことと残っていることを分ける考え方は共通です。以下は、短くまとめた記入例です。

事務:処理済みと照合待ちを分ける

【行った仕事・進み具合】
請求書12件のうち10件の確認を完了。

【止まっていること・確認事項】
残り2件は発注書と請求額が異なるため照合待ち。
差額の理由は未確認。

【次の行動】
次回の出勤日に、仕入先へ差額の理由を確認する。

【上司への相談】
支払期日までに回答がない場合、処理を保留するか
判断をお願いしたい。

「請求書対応」と作業名だけを書くより、読む人が状況を把握できます。「未確認」を書くことも報告の一部です。

営業:相手の発言と、自分の見込みを分ける

【行った仕事・進み具合】
A社へ製品のサンプルを持参。
先方から「次回は耐久性の資料も見たい」と依頼があった。

【止まっていること・確認事項】
購入の判断時期と予算は未確認。

【次の行動】
耐久性の資料を用意し、次回訪問の日程を相談する。

【上司への相談】
社外へ渡してよい試験資料を確認してほしい。

資料の依頼があったことと、受注の見込みは別です。「好感触」「契約できそう」とまとめる前に、相手が実際に言ったことを残します。

製造:数量と持ち越し、異常の確認状況を残す

【行った仕事・進み具合】
部品Pの検査は、対象120個のうち96個を完了。
残り24個は次回に持ち越し。

【止まっていること・確認事項】
2号機で異音があり停止。保全担当へ連絡済み。
原因・復旧時刻・納期への影響は未確認。

【次の行動】
10月26日の始業後、残り24個の検査を予定。

【上司への相談】
代替機を使えるか、10月26日の始業前に判断してほしい。

「機械が故障した」「納期は大丈夫」と、確認できていない内容まで書かないようにします。異常や事故など急ぎの連絡は、日報の提出を待たず、自社の連絡手順に従って伝えてください。

AIで日報を作る手順|メモ・指示文・下書きの見本

AIには、仕事の内容を考えてもらうのではなく、残した事実を、決まった欄へ整理してもらうところを任せます。先ほどの製造の例で、元のメモから下書きまでを見てみます。

人が事実をメモし、AIが会社の型に整理、人が数字と未確認事項を確かめてから共有する4段階
AIに任せるのは整理する工程。事実の記録と、共有前の確認は人が行います。

1. 作業の区切りに、事実だけメモする

日報を書く時間に一日分を思い出す代わりに、作業が終わったときや状況が変わったときにメモを残します。文章でなくても構いません。数値には単位、予定には日付を添えておきます。

日付:2026年10月23日
製造。部品Pの検査120個中96個完了、残24個持ち越し。
2号機で異音があり停止。保全担当へ連絡済み。
原因と復旧時刻は未確認。納期への影響も未確認。
10月26日の始業後、残24個の検査を予定。
上司に、代替機を使えるか10月26日の始業前に判断してほしい。

最初は、このような架空のメモで試してください。会社の情報を使うときは、利用を認められたサービス・入力範囲を先に確認します。取引先の実名や図面番号など、整理に不要な情報は外します。

2. 会社の型と「足さないこと」を指示する

頼み方は、読む人・出力する形・守る条件を短く指定します。OpenAIの公式ドキュメントでも、必要な背景や出力形式を伝え、不明な情報は推測せず示すよう求める方法が紹介されています。

次のメモを、直属の上司に提出する日報の下書きにしてください。

【書式】
日付:
1. 行った仕事・進み具合
2. 止まっていること・確認事項
3. 次の行動
4. 上司への相談

【条件】
・短い箇条書きにする。
・メモにない仕事、成果、感想、理由、約束は足さない。
・数量、単位、日付、完了/未完了の状態を変えない。
・予定を実績に、未確認を確定事項に変えない。
・足りない情報は推測せず【要確認】とする。
・上司の判断が必要な内容は「上司への相談」に分ける。

【メモ】
〔ここに、入力してよい範囲のメモを貼り付ける〕

AIへの指示文をテキストで保存する

3. AIが整理した下書きを見る

上の指示文と架空のメモをもとに、この記事の制作用の生成AI(Codex)で作った下書きです。実際の社員の日報ではありません。サービスや入力内容によって、出力は変わります。

日付:2026年10月23日

1. 行った仕事・進み具合
・部品Pの検査は対象120個中96個を完了。
・残り24個は持ち越し。

2. 止まっていること・確認事項
・2号機で異音があり停止。保全担当へ連絡済み。
・原因、復旧時刻、納期への影響は未確認。

3. 次の行動
・10月26日の始業後、残り24個の検査を予定。

4. 上司への相談
・代替機を使用できるか、10月26日の始業前に判断をお願いしたい。

この下書きでは、進み具合、未確認のこと、次の予定、上司に判断してほしいことが分かれました。AIが復旧時刻や納期の見通しを作る必要はありません。分からないことは、分からないまま残して構いません。

4. 元のメモと照合してから提出する

「足さないで」と指示しても、確認は必要です。下書きを見ながら、次の4点を元の記録と照らします。

直した日報を会社の保管先へ残し、所定の方法で共有します。勤怠や品質の記録など、会社で別に定めた記録を、この下書きだけで置き換えるものではありません。

日報を週報にまとめるときは、確認済みの内容だけを使う

日報の型がそろったら、週報の下書きにも使えます。ここで渡すのは、人が確認を終えた日報です。未修正のAIの下書きを何日分も重ねると、間違いも引き継がれます。

たとえば、同じ機械の不調を毎日報告している場合は、日付を追って一つの経過にまとめます。ただし、今週直ったのか、確認中なのかは記録から確認します。途中の日報にない復旧や成果を足させないことが大切です。

以下の確認済みの日報を、週報の下書きにしてください。
「終えた仕事」「継続中の仕事・問題」「次週の行動」「判断が必要なこと」
の順に、重複する報告をまとめてください。

・どの日の日報に基づくか、項目ごとに日付を添える。
・同じ問題の経過は時系列で整理し、最後の記録の状態を残す。
・日報にない成果、原因、復旧、予定は足さない。
・数量を合計する場合は内訳を併記する。
・情報が食い違う箇所は【要確認】として残す。

〔確認済みの日報を貼り付ける〕

日報から週報にした出力の例は、生成AIの指示文と出力を並べた見本集にも載せています。数字を集計する仕事は、ChatGPTでExcelの関数を作る方法も参考になります。

とはいえ、日報を楽にするために決めたい2つのこと

1. 読む側が「何を判断したいか」を先に決める

AIで文章を作れても、読む人が使わなければ、日報を書く目的が見えなくなります。社長や上司は、日報から何を知りたいのかを先に伝えます。「明日の担当を変えるため、残った作業を知りたい」「納期に影響しそうなことを早く相談してほしい」など、判断する仕事に結びつけてみてください。

書く側も、相談したことがどう扱われたか分かると続けやすくなります。全部に長い感想を返す必要はありませんが、相談への回答先や、急ぐときの連絡方法は決めておきます。

2. AIに入れてよい情報と、日報の保管先を決める

日報には、お客様の名前、取引条件、製品の情報などが混ざります。個人情報保護委員会の注意喚起でも、生成AIへ入力する情報の範囲や、サービス側の機械学習への利用などを確認するよう求めています。

会社で認めたAIと入力範囲を決め、練習は架空の情報から始めます。名前を「A社」に替えても、住所や案件の内容との組み合わせで相手が分かる場合があります。名前を消せば何でも入力できる、とは考えないでください。

また、AIの会話履歴だけを、会社の日報置き場にしないことも大切です。確認済みの日報をどこへ保存するか、誰が読めるかをそろえておくと、担当が替わっても仕事を引き継ぎやすくなります。導入の進め方は、中小企業がAIで業務効率化を始める方法でまとめています。

日報のAI活用で、鯖江AI相談室がお手伝いできること

鯖江AI相談室は、AIを使って仕事の手間を減らす仕組みを作っています。福井県内は伺います。県外の会社はオンラインで対応します。日報については、次のようなことをお手伝いできます。

まずは今使っている日報1枚と、「書くのが負担なのか、読む・まとめるのが負担なのか」を教えてください。相談・訪問ヒアリング・提案・見積もりまでは無料です。導入・制作・研修・継続支援は内容を整理してお見積もりします。

日報の書き方とAI活用のよくある質問

何も書くことがない日は、どうしたらよいですか?

特別な出来事を作る必要はありません。同じ作業でも、どこまで終えたか、確認待ちはあるか、次回は何をするかを残します。進捗がない場合も、その理由が分かる範囲で書きます。AIに成果や感想を考えさせて埋めることは避けてください。

新人の日報の「所感」は、AIに書かせてもよいですか?

自分が気づいたことをメモし、読みやすく整える使い方から始めます。「どこで迷ったか」「何を教わったか」「次はどうするか」を自分で残し、AIには内容を足さずにまとめるよう頼みます。本人が体験していない学びを、AIに作らせる必要はありません。

ExcelやWordの書式でも使えますか?

文章の下書きを作り、会社の書式へ貼り付けるところから試せます。AIにファイルを直接編集させる機能を使う場合は、対象プランや対応形式を確認し、まずコピーしたファイルで試してください。この記事の指示文は、ファイルの自動編集や自動送信を前提にしていません。

AIを使えば、必ず日報作成の時間が短くなりますか?

短い日報では、AIへの入力と確認の方が手間になることもあります。数回試して、メモ・下書き・修正まで含めた負担を比べてください。文章を整えるより、同じ内容の二重入力をなくす方が先、という場合もあります。

まずは日報1枚で、メモから提出まで試す

日報は、作業名を並べるだけでなく、進み具合と止まっていること、次の行動が分かる形にします。AIにはメモを会社の型へ整理するところを任せ、数字・日付・完了と予定の違いを人が確認します。

まずは上の架空のメモと指示文を使い、どんな下書きになるか試してみてください。会社で使うときは、入力する情報と保存先を決め、確認済みの日報1枚から始めましょう。ほかの仕事の指示文も必要な方は、下のLINEから無料資料を受け取れます。

参考:OpenAI Docs「Prompting」、個人情報保護委員会「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等」(2023年6月2日)。2026年10月24日確認。この記事のテンプレート・例文・指示文・AIの出力は、架空の情報をもとに制作した説明用の見本です。

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